このたび、インド・マハーラーシュトラ州コールハプールにある

Ashokrao Mane Group of Institutions（AMGOI）大学 にて、学生の皆さんを対象に講演を行いました。

テーマは、日本発のコミュニケーションメソッド「Fun Fan Chat（ファンファンチャット）」。

“おしゃべり”を通じて、学生一人ひとりが自ら考え、表現し、仲間との対話の中から新しい発想を生み出す力を育む方法についてお話ししました。

 学びを「自分ごと」に変える力

今回訪れた工科大学には、約 1万人 の学生が在籍しています。

講演の中で「自分の夢は叶うと思う人？」と問いかけたところ、

サミットに参加していた約 600人の学生 の多くが自信を持って手を挙げていたのとは対照的に、今回の授業に参加した学生たちは、少し控えめで、

まだ自分の未来に確信を持ちきれない様子が見られました。

しかしその中でも、目を輝かせながら真剣に耳を傾け、一つひとつの言葉を吸収しようとする姿勢から、「これから変わっていくかもしれない」という前向きな“兆し”を感じることができました。

同じ大学であっても、環境や出会いが人の意識を変えていく ということを改めて実感しました。

教育とは、まさにその“きっかけ”を届けることなのだと感じています。

🌍 言葉を越えてつながる学びの場へ

インドの教育現場で強く感じたのは、“学ぶことが生きる力になる” という普遍的な価値です。

文化や言語が異なっても、「対話」を通して人は理解し合い、成長し合うことができる。

学生たちの真っ直ぐな学びの姿勢に触れ、私自身も教育者として大きな刺激を受けました。

これからも、Fun Fan Chatを通じて国境を越えた学びの交流を広げ、自分らしく生きる力を育む教育の形を共に創っていきたいと考えています。

📍本講演は、Ashokrao Mane Group of Institutions（AMGOI）グループ内の大学にて実施されました。

同校はインド西部を代表する総合教育機関として、大学・大学院・専門学校などを運営し、

地域から世界へ羽ばたく人材育成を行っています。